FGノット - PEラインとリーダーの最強結束
FGノット - PEラインとリーダーの最強結束
FGノット(Friction Guide Knot)は、PEラインとショックリーダーを結束するノットの中で最も信頼性が高いとされる編み込み式ノットです。結束強度は90〜100%に達し、結び目が非常に細く仕上がるためガイド抜けが良好。ショアジギング、シーバス、エギング、オフショアなど、PEラインを使うあらゆる釣りで活躍します。
「FGノットは難しい」と言われることがありますが、原理を理解し、手順を正確に踏めば誰でも結べるようになります。最初は自宅で練習し、10回ほど繰り返せば現場でも結べるようになるでしょう。
結び方
Step by Step
PEラインにテンションをかける
PEラインをリールに結んだ状態で、ロッドに通したPEラインの先端を口にくわえるか、膝に巻いてテンションをかけます。PEラインがピンと張った状態を維持することが、FGノットの成功に最も重要なポイントです。テンションが緩いと編み込みがうまくいきません。
リーダーをPEラインの下に交差させる
リーダーの先端を20〜25cmほど取り出し、テンションがかかったPEラインの下側から交差させます。リーダーの先端を右手で持ち、PEラインを超えたら上から手前側に折り返す準備をします。
編み込みを開始する(右巻き)
リーダーの先端をPEラインの上側に持ってきて、PEラインを半回転巻き込みます。リーダーでPEラインを「上から下へ」くぐらせるイメージです。これが1回目の編み込みになります。PEラインのテンションでリーダーがしっかり食い込んでいることを指先で確認してください。
反対方向に編み込む(左巻き)
今度はリーダーを反対方向(下から上へ)PEラインにくぐらせます。右巻きと左巻きを交互に繰り返すことで、PEラインの繊維にリーダーが食い込み、強力な摩擦力が生まれます。
編み込みを15〜20回繰り返す
右巻き・左巻きを1セットとして、これを**15〜20セット(合計30〜40回の巻きつけ)**繰り返します。編み込み部分の長さは1.5〜2cm程度になるのが目安です。回数が少ないと結束強度が不足し、実釣中にすっぽ抜けます。焦らず丁寧に回数を重ねてください。
仮止めのハーフヒッチを入れる
編み込みが完了したら、PEラインの先端(タグエンド)でリーダーと本線をまとめてハーフヒッチを2回入れます。この仮止めにより、編み込み部分がほどけるのを防ぎます。ハーフヒッチはPEラインのタグエンドだけで行い、リーダーのタグエンドはまだ触りません。
本締めのハーフヒッチを繰り返す
仮止めの後、PEラインのタグエンドで本線のみに対してハーフヒッチを5〜10回繰り返します。ハーフヒッチの向きを交互に変える(右回り・左回り)と、結び目が真っ直ぐに仕上がります。これがFGノットの「エンドノット」部分になります。
余りラインをカットして完成
PEラインのタグエンドとリーダーのタグエンドを、それぞれ結び目から2〜3mm残してカットします。PEラインの切り口が気になる場合は、ライターで軽く炙ってコブを作ると、抜け防止になります(ただしリーダーは炙らないでください)。最後にラインを強く引っ張り、結び目がずれないことを確認して完成です。
コツ・よくある失敗
TIP
FGノットの成功率を上げる最大のコツはPEラインのテンション維持です。口にくわえる方法が不安定なら、FGノット用のアシストツール(ノットアシストなど)を使うのも有効です。テンションさえしっかりかかっていれば、編み込みの食い込みが安定します。
WARNING
編み込み回数を10回以下に省略すると、結束強度が大幅に低下します。「時間がないから少なめに」は厳禁です。最低でも15セットは編み込んでください。大物を狙うなら20セット以上を推奨します。
TIP
練習時は、PEライン1.5号とフロロカーボンリーダー5号の組み合わせが最もやりやすいです。細すぎるPEラインや太すぎるリーダーで始めると、編み込みの感覚がつかみにくくなります。
WARNING
リーダーの号数がPEラインの号数に対して太すぎると(目安:PE号数の5倍以上)、編み込みの食い込みが悪くなります。PE1号ならリーダーは3〜5号程度が適切です。
よくある失敗パターン
- 編み込みが片側に偏る:右巻きと左巻きの力加減が均等でないと、編み込みが螺旋状になって強度が落ちます。交互に同じ力で巻くことを意識してください
- テンション不足で編み込みがフワフワ:PEラインが緩い状態で編むと、リーダーが食い込まず摩擦力が生まれません。結果としてすっぽ抜けます
- ハーフヒッチを省略する:「編み込みだけでいいだろう」は大間違い。ハーフヒッチによるエンドノットがなければ、キャスト時の衝撃で一瞬で解けます
- 焦って一気に締め込む:編み込みを一気にギュッと締めると、PEラインが傷つきます。じわじわと均等に締めてください
使い分けガイド
| ノット | 結束強度 | 難易度 | 結び目の大きさ | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| FGノット | 90〜100% | 中級 | 極小 | PEライン+リーダー(万能) |
| 電車結び | 60〜70% | 簡単 | やや大きい | ライン同士(入門用) |
| SCノット | 85〜95% | 中級 | 小さい | PEライン+リーダー(簡易版) |
| PRノット | 95〜100% | 上級 | 極小 | PEライン+リーダー(専用器具要) |
FGノットは、PEラインとリーダーの結束において最もバランスの取れた選択肢です。PRノットには強度でやや劣る場合がありますが、専用器具が不要で現場でも結べるという大きなメリットがあります。
電車結びはFGノットよりはるかに簡単ですが、結束強度が低く結び目も大きいため、本格的にPEラインを使うなら早い段階でFGノットに移行することをおすすめします。
PEラインとリーダーの組み合わせをタックル情報として記録しましょう
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