初心者8更新: 2026-03-11

仕掛けの基本(ウキ釣り・サビキ・ちょい投げ)

仕掛けサビキウキ釣りちょい投げ初心者

仕掛けの基本(ウキ釣り・サビキ・ちょい投げ)

仕掛け(しかけ)とは、ラインの先に取り付ける針・オモリ・ウキなどの組み合わせのことです。料理でいえばレシピのようなもので、狙う魚や釣り場に合わせて仕掛けを変えることで、釣果が大きく変わります。

初心者がまず覚えるべき仕掛けは、ウキ釣り・サビキ釣り・ちょい投げの3つです。この記事では、それぞれの仕掛けの構成と、実際のセッティング手順を解説します。

3大仕掛けの比較

項目ウキ釣りサビキ釣りちょい投げ
仕組みウキでタナ(深さ)を固定し、エサを漂わせる疑似餌の付いた複数の針にコマセを撒いて魚を集めるオモリで仕掛けを底に沈め、エサで誘う
対象魚メジナ・クロダイ・メバル・アジアジ・イワシ・サバ・小メジナキス・ハゼ・カレイ・アナゴ
難易度やや難しい簡単簡単
必要なエサオキアミ・アオイソメなどアミエビ(コマセ)アオイソメ・ジャリメ
釣り場堤防・磯・波止堤防・漁港砂浜・堤防
投げる距離足元〜20m足元〜10m20〜50m
待ち方ウキを見て待つ竿を上下に動かして誘う置き竿で待つ

1. サビキ釣りの仕掛け

サビキ仕掛け竿先道糸サビキ仕掛けコマセカゴオモリ
サビキ仕掛け

サビキ釣りは、初心者が最初に挑戦すべき釣り方です。魚が群れていれば、1時間で数十匹釣れることもあります。

仕掛けの構成(上から順に)

  1. 道糸(メインライン): リールに巻かれたナイロン2〜3号
  2. サビキ仕掛け(市販のセット): スキンやサバ皮が付いた針が5〜6本連なったもの
  3. コマセカゴ(またはコマセ袋): アミエビを入れるカゴ。上カゴ式と下カゴ式がある
  4. オモリ: カゴ一体型の場合は不要。別の場合は6〜10号

TIP

「上カゴ式」と「下カゴ式」がありますが、初心者には下カゴ式がおすすめです。仕掛けの一番下にカゴ+オモリが来るので、扱いやすく、絡みにくい構造です。

セッティング手順

Step by Step

  1. サビキ仕掛けをパッケージから出す

    仕掛けはパッケージ内で台紙に巻かれています。台紙を手に持ち、仕掛けの上端(サルカンが付いている側)から丁寧にほどきます。絶対に引っ張って一気に出さないでください。針が絡まって使い物にならなくなります。

  2. 道糸とサビキ仕掛けを結ぶ

    仕掛けの上端にあるサルカン(金属の回転パーツ)に、道糸を結びます。結び方は「ユニノット」が簡単でおすすめです。

  3. コマセカゴを取り付ける

    仕掛けの下端にコマセカゴ(オモリ付き)を接続します。スナップ(金具)で簡単に付け外しできるタイプが便利です。

  4. コマセカゴにアミエビを詰める

    アミエビ(冷凍ブロックまたはチューブタイプ)をカゴの7〜8割程度まで詰めます。詰めすぎるとエビが出にくくなります。

  5. 海に仕掛けを沈めて上下に動かす

    仕掛けを足元の海に沈め、竿を上下に2〜3回シャクって(軽く振って)コマセを撒きます。その後、竿を止めてアタリを待ちます。10秒ほど待ってアタリがなければ、またシャクってコマセを撒きます。

WARNING

サビキ仕掛けの針は5〜6本あるので、風が吹くと自分や周りの人に刺さる危険があります。仕掛けを出すときは必ず風下を確認し、周りに人がいないことを確かめましょう。

2. ちょい投げの仕掛け

ちょい投げ仕掛け竿先道糸テンビンオモリハリス
ちょい投げ仕掛け

ちょい投げは、軽いオモリで20〜50mほど投げる釣りです。砂底に住むキスやハゼが主なターゲットで、のんびり待つスタイルの釣りです。

仕掛けの構成(上から順に)

  1. 道糸(メインライン): ナイロン2〜3号
  2. テンビン: L字型の金属パーツ。オモリとハリスを分離してライン絡みを防ぐ
  3. オモリ: ナス型5〜10号(テンビン一体型もある)
  4. ハリス(枝糸): 仕掛けの先端部分。針が1〜2本ついたもの
  5. : 流線型7〜9号(キス針)またはハゼ針

セッティング手順

Step by Step

  1. 道糸にテンビンオモリを接続する

    道糸の先端にスナップサルカンを結び、テンビン付きオモリを接続します。市販の「ちょい投げセット」なら、テンビンとオモリが一体になった便利なパーツが入っています。

  2. ハリス仕掛けを取り付ける

    テンビンの先端にハリス仕掛けを接続します。市販の完成仕掛けなら、スナップで簡単に付け外しできます。

  3. 針にエサを付ける

    アオイソメ(青い虫エサ)を針に刺します。頭の部分に針を通し、針先を少し出すのがコツです。イソメが長い場合は3〜4cmにカットしても構いません。

  4. キャストして待つ

    竿を振ってオモリを投げ、着底したら糸フケ(たるみ)を巻き取って待ちます。竿先が「プルプル」と揺れたらアタリです。竿先にアタリが出たら、軽く竿を立てて合わせ(フッキング)ます。

TIP

キスは群れで行動するので、1匹釣れた場所には他にもいる可能性が高いです。同じポイントに何度か投げてみましょう。また、少しずつリールを巻いて仕掛けをズルズルと引きずる「サビき」という誘い方も効果的です。

3. ウキ釣りの仕掛け

ウキ釣り仕掛け竿先道糸ウキ止めシモリ玉ウキガン玉サルカンハリス
ウキ釣り仕掛け

ウキ釣りは、ウキが水中に引き込まれる瞬間のドキドキ感が魅力の釣りです。サビキやちょい投げより少し準備が複雑ですが、狙える魚の幅が広がります。

仕掛けの構成(上から順に)

  1. 道糸(メインライン): ナイロン2〜3号
  2. ウキ止め糸: ウキが止まる位置を決める(=タナの深さを決める)
  3. シモリ玉: ウキ止めの下に通す小さなビーズ
  4. ウキ: 棒ウキまたは円錐ウキ。感度重視なら棒ウキ
  5. ウキゴム(またはスナップ): ウキを固定するパーツ
  6. ガン玉(オモリ): ウキの浮力に合わせた重さのオモリ
  7. サルカン: 道糸とハリスの接続パーツ
  8. ハリス: フロロカーボン1〜2号、30cm〜1m
  9. : 対象魚に合わせた針(チヌ針・グレ針・メバル針など)

セッティング手順

Step by Step

  1. 道糸にウキ止め糸を結ぶ

    狙いたいタナ(水深)の位置に、ウキ止め糸を結びます。例えば、水深3mの場所で2mのタナを狙うなら、道糸の先端から2mの位置にウキ止めを結びます。

  2. シモリ玉・ウキ・ガン玉を通す

    道糸にシモリ玉を通し、次にウキを通し(またはスナップで接続し)、ウキの下にガン玉(小さなオモリ)を付けます。ガン玉はウキの浮力表示に合わせた重さを選びます。

  3. サルカンを結ぶ

    道糸の先端にサルカンを結びます。

  4. ハリスと針を結ぶ

    サルカンにフロロカーボンのハリス(50cm〜1m)を結び、ハリスの先端に針を結びます。市販のハリス付き針を使えば、この手順は省略できます。

  5. エサを付けて投入

    針にオキアミやアオイソメを付け、ウキの浮力で仕掛けが自然に漂うように投入します。ウキがゆっくり沈んだり、横に走ったりしたらアタリです。

WARNING

ウキ釣りで最も重要なのは「タナ合わせ」です。魚がいる水深に仕掛けが届いていなければ、どんなにエサが良くても釣れません。アタリがない場合はウキ止めの位置を変えて、タナを上下に探ってみましょう。

仕掛けの選び方のコツ

市販の完成仕掛けを活用する

初心者は、市販の完成仕掛けを使うのが最も確実です。「サビキ仕掛けセット」「ちょい投げセット」「ウキ釣りセット」など、必要なパーツがすべてセットになった商品が各メーカーから発売されています。価格は1セット300〜800円程度です。

仕掛けは必ず予備を持つ

仕掛けは消耗品です。根掛かり(海底の岩などに仕掛けが引っかかること)や大きな魚に切られることがあります。

仕掛け最低限の予備数理由
サビキ仕掛け3セット針が1本でも切れたら交換したい
ちょい投げ仕掛け3〜5セット根掛かりでのロストが多い
ウキ釣り仕掛け2〜3セットハリス切れやウキの破損に備える

よくある失敗と注意点

失敗1: オモリの号数を間違える

ウキ釣りでは、ウキの浮力表示とガン玉の重さを合わせる必要があります。オモリが重すぎるとウキが沈み、軽すぎるとエサが狙ったタナまで届きません。ウキに書かれた「B」「2B」「3B」などの表示に合ったガン玉を使いましょう。

失敗2: 仕掛けを雑にほどく

特にサビキ仕掛けは、針が多いので絡みやすいです。パッケージから出すときは、一本ずつ丁寧にほどいてください。焦って引っ張ると、針同士が絡まってほどけなくなります。

失敗3: 針のサイズが合っていない

大きすぎる針を使うと小さな魚がエサをくわえられず、小さすぎる針を使うと大きな魚に伸ばされます。対象魚のサイズに合った針を選びましょう。サビキなら5〜7号、キス狙いなら流線7〜9号が標準です。

まとめ

初心者がまず覚えるべき3つの仕掛けをおさらいします。

  • サビキ釣り: 最も簡単。アジやイワシが数釣りできる。初めての1回にベスト
  • ちょい投げ: 投げて待つだけ。のんびりキスやハゼを狙える
  • ウキ釣り: 少し複雑だが、多くの魚種を狙える。ウキが沈む瞬間の興奮は格別

まずは市販の完成仕掛けを使って始め、慣れてきたら自分でパーツを選んでオリジナルの仕掛けを作ってみましょう。仕掛け作りも釣りの楽しみの一つです。

釣行で使った仕掛けを記録して、釣れるパターンを見つけよう

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