カサゴ(ガシラ)の釣り方完全ガイド
Basic Info
カサゴ(ガシラ)
| 学名 | Sebastiscus marmoratus |
| 別名 | ガシラ(関西)、アラカブ(九州)、ボッカ |
| 体長 | 最大30cm程度(一般的には15〜25cm) |
| 生息域 | 岩礁帯・テトラ・堤防際・消波ブロック |
| 旬 | 周年(特に冬〜春が好期) |
カサゴとは
カサゴは日本全国の沿岸に生息する根魚(ロックフィッシュ)の代表格。ゴツゴツとした見た目に反して味は絶品で、「釣ってよし、食べてよし」の人気ターゲットだ。
最大の魅力は周年狙えることと釣り方のシンプルさ。テトラの穴や岩の隙間にエサやワームを落とせば、ほぼ確実に反応がある。ボウズ(釣果ゼロ)を避けたいときの心強い味方であり、釣り入門者の最初のターゲットとしても最適だ。
TIP
カサゴは「穴釣り」の代名詞。テトラポッドの隙間に仕掛けを落とすだけで釣れる。短い竿(1.5m程度)でも十分。釣りを始めたばかりの人にぜひ試してほしい釣り方だ。
生態・習性
食性
カサゴは肉食性で、自分の体の半分程度の獲物まで丸飲みにする大食漢。
- 小魚(ハゼ・キス・イワシの稚魚)
- エビ・カニ(甲殻類全般)
- ゴカイ・イソメ類
- タコ・イカの小型個体
行動パターン
- 完全な居付き型。一度住みかを決めると、ほとんど移動しない
- 岩の隙間・テトラの穴・消波ブロックの影など、障害物に身を寄せる習性がある
- 夜行性が強いが、日中でも障害物周りで食ってくる
- 水温に対する適応力が高く、真冬でも活性が落ちにくい
- メバルと同じ卵胎生(稚魚を直接産む)
WARNING
カサゴは成長が極端に遅い。20cmに達するまでに5〜6年かかる。15cm以下の小型は必ずリリースし、資源を守ろう。地域によっては放流も行われている貴重な魚だ。
釣り方
ベストシーズン
| 季節 | 状況 | 難易度 | |---|---|---| | 春(3〜5月) | 産卵後の回復期・やや渋い | 初心者向け | | 夏(6〜8月) | 活性高い・浅場に多い | 初心者向け | | 秋(9〜11月) | 荒食い・数釣りチャンス | 初心者向け | | 冬(12〜2月) | 産卵期前・良型が浅場に接岸 | 初心者向け |
おすすめ時間帯
- 夕マズメ〜夜間がベスト。暗くなると大胆にエサを食いに出てくる
- 日中でもテトラの穴や岩の隙間を攻めれば十分釣れる
- 朝マズメも有効だが、夕方以降に比べると活性はやや劣る
釣り方① 穴釣り(ブラクリ)
穴釣りとは、テトラポッドや岩の隙間に仕掛けを落とし込む釣り方。カサゴ釣りの王道で、最もシンプル。
タックル:
- 竿:穴釣り用ロッド 1〜1.5m、またはルアーロッド
- リール:小型スピニングまたはベイトリール
- 仕掛け:ブラクリ(赤い錘に針がついた仕掛け)3〜5号
- エサ:アオイソメ・オキアミ・サバの切り身
TIP
穴釣りのコツは「落として3秒」。仕掛けを穴に落として底に着いたら、3秒以内にアタリが出ることが多い。反応がなければすぐ次の穴へ移動しよう。テンポよく穴を回ることが釣果を伸ばすコツ。
釣り方② ワーム(ロックフィッシュゲーム)
ジグヘッドやテキサスリグにワームをセットして岩礁帯を攻めるルアー釣り。メバリングタックルで兼用できる。
タックル:
- ロッド:ロックフィッシュロッド 7〜8ft(ML〜M)
- リール:スピニング 2000〜2500番、またはベイトリール
- ライン:フロロカーボン 6〜10lb、またはPE 0.6〜0.8号 + リーダー
- ジグヘッド:3〜7g
- ワーム:2〜3インチ(グラブ系・ホッグ系・シャッドテール)
釣り方③ 胴付き仕掛け(エサ釣り)
堤防の壁際や根回りを狙う胴付き仕掛け。足元に落とすだけで釣れる手軽さが魅力。
タックル:
- 竿:万能竿・磯竿 2〜3号
- リール:スピニング 2500〜3000番
- 仕掛け:市販の胴付き仕掛け(2〜3本針)
- エサ:アオイソメ・モエビ・サバの切り身
おすすめポイント
- テトラポッド帯:穴釣りの鉄板ポイント
- 堤防の壁際(ヘチ):岸壁に付着した貝殻やカキの隙間に潜む
- 岩礁帯・ゴロタ浜:ワームで広く探れる
- 消波ブロック周り:隙間という隙間にカサゴがいる
WARNING
テトラポッドでの穴釣りは足場が不安定。滑りにくい靴を履き、無理な体勢で穴を覗き込まないこと。ライフジャケットの着用も忘れずに。
食べ方
旬
秋〜冬が旬とされるが、周年美味しい魚。脂がしっかりのった白身は根魚ならではの旨味がある。
おすすめ料理
- 味噌汁:丸ごと入れて出汁を取る。カサゴの味噌汁は「海の味噌汁」の最高峰
- 唐揚げ:丸ごと揚げて頭からバリバリ食べる。ビールとの相性は最強
- 煮付け:甘辛く煮ると身がほろほろ。メバルと並ぶ煮付け魚の代表
- 刺身:大型(25cm以上)なら刺身も可能。コリッとした食感
- アクアパッツァ:洋風料理にも合う。トマトとオリーブオイルで
TIP
カサゴは頭が大きく可食部が少なく見えるが、頭と骨からは極上の出汁が出る。身を食べた後のアラで味噌汁を作ると二度楽しめる。
カサゴを釣ったら、ポイント(穴の場所)とサイズを記録しよう。居付きの魚だから、良いポイントは何度でも釣れる。
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